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プラスチック(樹脂)と金属の違いについて

今回は、機械部品としての金属とプラスチックの違いについて、またその違いによる、金属部品からプラスチック部品への変更によるメリットを簡単に書いてみたいと思います。まず最初に決定的な違いとして、重量を挙げる事が出来ます。プラスチック全般の平均的な重さを1とすると、鉄や銅などはおよそ8~9倍、比較的軽量のイメージのあるアルミでも約2倍の重さがあります。この比重の違いにより、既存の金属部品を、同形状のプラスチック部品に変更することで、機器全体の軽量化に繋がり、すなわち軽量化による、省エネルギー効果が見込めます。次に電気絶縁性が挙げられます。ほとんどのプラスチックは、良好な絶縁体であり、使用環境や温度に拘らず、安定的にその特性を発揮しますので、様々な絶縁部品の製作が可能です。またカーボンなどを充填したプラスチックであれば、逆に導電性の良い部品を造る事も出来ます。また、耐薬品性においても、一般的にプラスチックは、薬品に弱いと思われがちですが、特定のプラスチックは、優れた耐薬品性を誇ります。例えば、フッ素コーティングなどで有名なテフロンなどは、酸化して錆びる事もなく、酸、アルカリどちらの溶剤に対しても優れた安定性を保ちます。この様に錆が出ず、金属部品が非常に弱い腐食環境においてもプラスチックは劣化しにくいので、金属部品と比較してメンテナンスコストの削減という意味でも、大きなメリットがあると思います。以上、プラスチックが金属より優れている部分を何点か書いてみました。またプラスチック部品への、換装をお考えの業者様、ご一報下されば、各種提案出来ると思います。宜しくお願いします。